食器の梱包って、どうすれば割れないんだろう——そう思いながら、とりあえず新聞紙でくるんで段ボールに入れたら、到着後に割れていた。そういう経験をした人は意外と多いんです。
梱包は「なんとなく包めばいい」というものではなく、いくつかのポイントを押さえるだけで、割れるリスクをぐっと減らせます。
この記事は、食器や割れ物の梱包が初めての方に向けて書いています。
結論からお伝えすると、食器の梱包で大切なのは「1枚ずつ包む・立てて入れる・隙間をなくす」の3つです。 この3つを守るだけで、運搬中に割れる可能性がぐっと減ります。
引っ越しで食器や割れ物を梱包するときの基本ポイント
食器の梱包で一番大切なのは「1枚ずつ丁寧に包むこと」です。まとめて包むと食器同士がぶつかって割れやすくなります。
食器の梱包で多い失敗は、複数枚をまとめて新聞紙でくるんでしまうことです。1枚ずつ包まないと、運搬中の振動で食器同士がぶつかり合って割れてしまいます。面倒でも、必ず1枚ずつ包むことを徹底してください。
使う梱包材は、新聞紙・プチプチ(気泡緩衝材)の2つがあれば十分です。新聞紙だけでもある程度保護できますが、特に大切な食器やガラス製品はプチプチで包むとより安心です。
梱包に必要なものを先に用意する
梱包を始める前に、次のものを用意しておきましょう。
- 新聞紙:まとめて取っておくか、近所の人に頼むかホームセンターで購入
- プチプチ(気泡緩衝材):100円ショップやホームセンターで購入できる
- 段ボール:食器専用に小さめのものを用意する
- ガムテープ:箱の底を二重にするために使う
梱包材が途中で足りなくなると作業が中断してしまいます。多めに用意しておくと安心ですよ。
梱包が甘くて、お気に入りのコップが割れた話
引っ越しのとき、食器の梱包を「まあ新聞紙で包めば大丈夫でしょ」と軽く考えていました。
数枚まとめて新聞紙でくるんで、段ボールにどんどん積み重ねていく。そのときは「これで十分」と思っていました。
新居に着いて、段ボールを開けた瞬間に気づきました。お気に入りのマグカップが、真っ二つに割れていたんです。
旅行先で買ってきた、デザインが気に入っていたコップでした。ほかのものは代わりが買えますが、そのコップだけは同じものが手に入らない。「あ、割れてる」と思った瞬間に、じわっと悲しい気持ちが広がりました。
原因は明らかで、複数枚まとめて包んでいたせいで食器同士がぶつかったんだと思います。プチプチを使わず、新聞紙も1枚しか巻いていなかった。梱包が甘すぎたんです。
大切なものほど丁寧に包む、という当たり前のことを、割れてから気づきました。
お皿・茶碗の梱包方法
お皿や茶碗は、1枚ずつ新聞紙で包んでから「立てて入れる」のが正しい詰め方です。平積みにすると割れやすくなります。
お皿を平積みにして段ボールに入れると、上からの重さで下のお皿に圧力がかかって割れやすくなります。立てて入れることで、重さが分散されて割れにくくなります。本を本棚に立てて並べるイメージと同じです。
お皿の梱包手順はこちらです。
- 新聞紙を1枚広げて、お皿を中央に置く
- 四方の新聞紙を折り込んでお皿全体を包む
- もう1枚の新聞紙でさらに包む(二重にすると安心)
- 段ボールに立てて並べる
箱の底と隙間に緩衝材を入れる
段ボールの底には、丸めた新聞紙やプチプチを敷いておきましょう。底のクッションがないと、箱を置いたときの衝撃が食器に直接伝わってしまいます。また、お皿を立てて並べた後に隙間がある場合は、丸めた新聞紙で隙間を埋めておきましょう。隙間があると運搬中に食器が動いて割れる原因になります。
グラス・コップの梱包方法
グラスやコップは、口を下にして包むのが基本です。口が上だと運搬中に折れやすくなります。
グラスは形が細くて壊れやすいので、お皿より丁寧な梱包が必要です。特に足の細いワイングラスなどは、プチプチで包むことを強くおすすめします。
グラスの梱包手順はこちらです。
- プチプチを広げて、グラスの口を下にして置く
- グラスをくるくると転がすようにプチプチで巻く
- 口の部分を折り込んで、テープで固定する
- さらに新聞紙で一重包みにする
- 段ボールに口を下にして立てて入れる
背の高いグラスは個別に段ボールに入れる
ワイングラスや背の高いグラスは、他の食器と一緒に詰めると破損のリスクが高くなります。できれば1本ずつ小さな段ボールや紙筒に入れて、独立した状態で梱包するほうが安全です。大切にしているグラスほど、個別に丁寧に梱包しておきましょう。
段ボールへの詰め方と重さの注意点
食器を詰めるときは「重いものを下、軽いものを上」という原則を守ることが大切です。これだけで割れるリスクが大幅に減ります。
食器の段ボールへの詰め方で守ってほしいことはこちらです。
- 重いものは箱の下に:大きなお皿・茶碗・どんぶりなどを先に入れる
- 軽いものは箱の上に:グラスや薄いお皿は上の層に入れる
- 1箱の重さは10〜15kg以内:重くなりすぎると底が抜けるリスクがある
また、箱を閉じる前に手で軽く振ってみて、食器が動く音がしないか確認しましょう。音がする場合は隙間があるサインなので、丸めた新聞紙を追加して隙間を埋めてください。
箱の外に「割れ物」と書いておく
食器を詰めた段ボールには、必ず外側に「割れ物・取り扱い注意」とマジックで書いておきましょう。業者の方に視覚的に伝わることで、取り扱いを丁寧にしてもらいやすくなります。「このサイドアップ」など、上下の向きも書いておくとさらに安心です。
まとめ:梱包前に新聞紙とプチプチを用意してから始めよう
食器の梱包で割れを防ぐには、「1枚ずつ包む・立てて入れる・隙間をなくす」の3つが基本です。 この3つを守るだけで、到着後に割れていたという悲しい経験を防げます。
この記事でお伝えしたことを、最後にまとめますね。
① お皿は1枚ずつ包んで立てて入れる 平積みにすると上からの重さで割れやすくなります。新聞紙で1枚ずつ包んでから、本を本棚に立てるイメージで段ボールに入れましょう。底と隙間には丸めた新聞紙を詰めておくことも忘れずに。
② グラスは口を下にしてプチプチで包む グラスは口を上にすると折れやすくなります。プチプチでくるくる巻いてから口を下にして入れましょう。大切なワイングラスは個別に梱包するのがおすすめです。
③ 箱の外に「割れ物・取り扱い注意」と書く 業者の方に伝わるよう、段ボールの外側に必ず書いておきましょう。上下の向きも記載しておくと、より丁寧に扱ってもらえます。重さは1箱10〜15kg以内を目安にして、詰めすぎないことも大切です。
まず今日、新聞紙とプチプチを用意してみてください。梱包材が手元にあるだけで、「今日から始めよう」という気持ちになりやすくなりますよ。


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